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市民の「なぜ?」に応えていない報道

更新日:2020年2月1日

富山市 街なか活性化へ フォルツァ総曲輪 来年3月再開へ(2019年08月27日・県内各メディア)


① ポイントは富山市が9月補正で4500万円を投じたこと。座席の入れ替えや床や壁の張替え改修費。

② 2007年に開館し、16年9月に集客力不足で休館している。休館時の年間運営費は4500万円だが、

入場料収入3000万円でその差額1500万円は富山市が補助していた。

③ 休館の背景には16年6月のジェイマックスシアター開館がある。入居する再開発ビル


 ユウタウン総曲輪は総事業費84億円のうち、約38億円は国・富山県・富山市が負担している。また、ほとり座の開館もあり、これほどの競合状態では集客力は望めないとの判断。運営委託は民間企業だというが、委託先の富山市民プラザは富山市が70%出資する第3セクター。


疑問

 16年の休館にいたった状況と全く変わらないのに、4500万円の血税を投入する意図がわからない。持続可能な映画上映館であるという根拠を富山市は明らかにすべきである。


これを踏まえて、富山映画サークル久保勲代表から聞いた。

① 映画の状況は極めて厳しい。上映できるシアターはほぼ東宝の独占状態で、上映の可否、利益配分も東宝の意のままという状況で、製作側にカネが回らない。東宝は自ら製作しないとしている。

② 映画をかけるにしても、独立系ではよほどの人脈や経験がないとやっていけない。つまりフイルムの貸出交渉ができないのではないか。

③ 16年の休館にいたった状況と全く変わらないのに、4500万円の血税を投入する意図がわからない。持続可能な映画上映館であるという根拠を富山市は明らかにすべきである。


取り敢えず、以下に電話にて問い合わせた。

 富山市中心市街地活性推進課=川崎担当。

株式会社市民プラザに運営を委託し、公設民営化で3月20日に再開する。また貸館なども視野に入れているようだ。

映画サークルでは問題が解決されないままの再開で早晩生き詰まるという指摘だがという問いに、市民の代表である議会で討議され、承認されているので、払拭されている。


 とやま市民プラザ=上田担当。

運営方法はこれからで、社内で討議している段階。果たしてできるのか、できるとしても持続できるのか不安が強い。


問題点

発表ものをそのまま伝えている。

ちょっと調べれば、問題点はわかるはず。

議会で承認されたから、問題なし、責任なしという態度。

                       

                      ( 11月Opinion/ 文責:甲田克志)

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